ヨーロッパ弾丸ツアー その八

７日目

朝５時起きで
バルセロナの空港へタクシーで向かいました。
まだ、夜が明ける前なので真っ暗。

空港の待合室で朝食。

パリ行に乗って２時間ほどで
シャルル・ド・ゴール空港へ
途中、ピレネー山脈を通過

スペイン側とフランス側で雲が有る無しが
はっきりと分かります。

空港へ着くと
早速、市内行きの電車で中心街へ

セーヌ川沿いの駅で下車

まずは、ノートルダム寺院へ
拝観は無料なのですが
１００メートルを超える長蛇の列が・・・

それでも中に入ると、大変広大なので
椅子に座っていてもそれほどごった返している感じではありません。

寺院を出て街を散策
小さな公園が、そこかしこにあるのですが
そこでは、Ｗｉｆｉが無料で使えるので
フェイスブックなどに写真のアップロードも可能でした。

街の至る所にレンタサイクル（ヴェリブ）があり
旅行者も地元のビジネスマンも皆使っているようです。
スピードも速く、時速３０キロほどで車道を走行している方が多いです。
（歩道走行は当然禁止で、皆交通ルールを守って走ってますね）

以前、スペインチームのスポンサーで日本でも有名になった
「ケースデパーニュ銀行」が

百貨店もさすがに世界最古のものがあるくらいで
外観もさることながら
中の店員の女性の美人ぶりと言ったら

ミシュランガイドのＷｅｂ版で近くのレストランを探して
昼食を。

食のパリというだけあって
おいしいです！

食後のデザートは、「パリ・ブレスト」同名の有名な自転車イベントがあります。

その後、エッフェル塔まで、地下鉄で移動して
記念撮影。

近くに日本文化会館なるものがあり、そこで休憩。

凱旋門も行きたいのですが、時間が無くなりました。

ウインドウショッピングしていると
さすが自転車の国、アンティークな大人の自転車も売られております。
（価格は自転車が２０００～３０００ユーロ、バッグなども５００ユーロ以上と
さすがパリ！）
夕方の８時くらいに、再び、空港へ戻り
そこで、夕食を。

夜１１時の東京・羽田行きにのって帰国の途へ。

日本時間で翌日の夕方６時に帰ってきました。

ヨーロッパ弾丸ツアー その七

６日目

朝８時に起きると
友人宅で軽い朝食を頂き

昨日に会った「マルク」のショップへ
実に１４年ぶりの訪問。

かつては週に３～４日通っていた店で
自分にとってのスペインでの師匠でもある
ペサロドーナ氏と再会。


自分が現在、ショップを経営しプロチームのメカニックを
担当していることを、喜んでくれました。
（因みに、後ろに写っているパネルは１９７３年のジロ・デ・イタリアでの
山岳ステージのワンシーン、先頭をマリアローザのメルクスが行くトップグループ
４人の一人で、このジロは総合４位！！！）

短い時間の再会でしたが
自分にとっては素晴らしい瞬間でした。

この後、タラゴナ（ピカソの生誕地）まで車で移動
当店のクラブジャージを作っていただいている
「ＭＯＺＩＡ」（モシア）へ

これも、１４年ぶりの訪問！
新素材や新しいパッドを紹介され
いくつかのアイテムを注文してきました。

３年ほど前の
ヴォルタ・ア・カタルーニャでのコンタドール
（レースのリーダージャージのスポンサーになっています。）

同じく２００９年のアレハンドロ・バルベルデ

この後、
バルセロナの中心まで移動し
早目にホテルへチェックイン。

地下鉄に乗り
市内観光へ

ブランド街やガウディのカーサ・ミラなどを見て歩くのも
実は初めてで
かつては、レースとレースの移動で
買い物や観光といったことは皆無だったので
有名な「サグラダ・ファミリア教会」も何度となく
前を通っているのですが、一度も入ったことはなく
今回も、そこへはタイミングが合わずスルーでした。

街中は、ホールディングバイクが
そこかしこで走っています。
歩道には、自転車レーンが作られていて
エコブームとともに自動車の利用をなるべく控えようということだそうです。

バイクショップへ行ってみると
マウンテンバイクばかりでロードは一部だけという状態。

もともと、ロードは町のクラブで走っている人が
圧倒的に多いのですが、
今はそうではない人たちの
自転車のスポーツというとマウンテンバイクなのだそうです。
（体格の良い人たちは、皆、２９インチのＭＴＢ）

レストランで食事をすることにし
カタルーニャ料理を満喫（久しぶりでした）

明日も、朝一でパリへ移動なので
早目に就寝。

ヨーロッパ弾丸ツアー その六

５日目

バルセロナは日曜日ということもあって
街中は静か。

１４年前に住んでいたマンレッサという町で
かつて一緒にレースを走った友人たちと再会

昼食を共にするため
近くのレストランへ行き
パエリアを注文。
スペインのレストランでの注文は分かりやすいので
多少言葉が話せれば何とかなるという
過去の経験が思い浮かんできました。

店内にはロードバイクも飾られている。

食後、友人宅で
ジロ・デ・イタリアの最終ステージを観戦

コロンビア人初のジロ制覇によって
イタリアの歴史あるこの大イベントで
初めてコロンビア国歌が斉唱されました。

いつの日か、日本人から優勝者が出て「君が代」が流れる日が
将来あることを願いたいものです。

この後、
別の友人「マルク・ペサロドーナ」と会う約束をして
路上カフェで待ち合わせ。

彼は、１９７６年のヴエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝者の
ペサロドーナ氏の息子で
父の経営するバイクショップで働いています。

１４年前に、イタリア・ミラノショーに一緒に行ったとき
ビアンキのブースでフェリーチェ・ジモンディ氏に会い
抱き合っていたことを思い出しました。

懐かしい話やかつてのレースでのことで盛り上がる中
現実には、スペインの経済状態に
皆、うんざりしているようです。
実際、昔、何もなかった荒野のようなところに
ニュータウンがいくつも出来ているのですが
全て空家状態のゴーストタウン。

聞いてはいたのですが、実際目の当たりにすると
現実の厳しさを感じます。

この日は
友人宅に泊めてもらうことにしました。

ヨーロッパ弾丸ツアー その五

４日目

昨日同様、カプチーノ＆クロワッサンの食事をしていると
ダニエーラ女史が迎えに来てくれてパドバの駅まで
送ってくれました。
ここからフィレンッェ経由の特急電車でサンミニアートへ
駅には社長のセナ・ダッコルディ女史が迎えに来てくれました。
７年ぶりの訪問なのですが、
伝説のフレームビルダー「ルイジ・ダッコルディ」の一人娘であった
彼女が３代目社長となったようです。

元選手でとても美しい女性です。
半年前に初出産で男の子が生まれたそうです。（４代目社長？）

ヨーロッパ弾丸ツアー その四

３日目

いよいよ、今回のメインメニュー
ジロ・デ・イタリア観戦
１９ステージ、山岳個人タイムトライアル
有名なドロミテ山塊ではなく
モンテ・グラッパという
バッサーノ・デル・グラッパ（イタリアを代表する蒸留酒の特産地）
という昨日泊まった町から観える
標高１７００メートルの風光明媚な丘？が
今回のジロの決戦の場に選ばれました。

時差ボケもあり朝５時（日本時間では昼の１２時）には起きて
バルコニーから日の出前の凛とした空気を感じ、眺めていると
サイクリストが、こんな時間から通り過ぎるのを見るにつけ
ジロの観戦をしに行くのだろうと思いました。
ロードだけでなくＭＴＢが多いのが日本との違い？
（ヨーロッパではここ何年もＭＴＢブームでショップへ行ってもＭＴＢばかり）

カプチーノとクロワッサンの軽い朝食をとりながら
ガゼッタ・デル・スポルトの
昨日のステージ詳報を読んでいると
イタリアに来ているのだなと実感します。
今では通信関連の革命的な発達によって
インターネット関連の情報はヨーロッパの何処にいても
簡単に自分のスマホから得る事が出来るのですが
生の情報と言ったら、やはり、紙が良いですね。

ＵＲＳＵＳの社員が迎えに来てくれて
メーカーのロゴが入った派手な車に乗って
いざ、コースへ。






今回、ＵＲＳＵＳはテントスペースを取る許可を得て
頂上より４キロ地点あたりに拠点を設けていました。

テント内では、バーベキューなどのサービスもあり
基本的に有料なのですが、
招待客には食事チケットが渡され
パニーニや飲み物が食べ放題！

外に、パラボラアンテナを立て
テレビ中継もしているので天気が悪くなっても大丈夫。

レースまで５時間くらいかかるので頂上付近まで歩いていくと
そこかしこで「ジャポーネ！」と声をかけられ
新城君、別府君の活躍は
本場イタリアでも知れ渡っていることが分かります。
（余談ですが、サッカー「ＡＣミラン」の「本田」の事は誰も知りませんでした）
１２，１３年前に連続してジロに行ったときは
現シマノ・レーシング監督の野寺君が走っていたのですが、
残念ながら、自分の知る限り沿道の人は誰も彼のことを知りませんでした。

ようやく、２時過ぎくらいから
総合順位、下位の選手から現れ始めました。
数時間前まで１万人以上のサイクリストが上っている光景を見ていたのですが
倍くらいのスピードで登ってくる選手のすごさに
改めてアスリートの身体能力を、見せつけられる思いです。

(ベルキンのバイクにはパイオニアのパワーメーターがチームカラーで搭載）

よく写っていないのですが、先頭が新城君！

チームカーも下位の選手はサポートカーが間に合わせで付いてくるので
いざという時に機材などのサポートが出来ないでしょう。
実際、今回も選手が一人チェーンが切れたために走れずリタイヤと
なっていたようです。

時間を追うごとに
歓声とともに緊張感が伝わってきます。
中継のヘリコプターが現れはじめると
日本ではありない高さまで近づいてくるので
観客含めトランス状態？

大混乱の中を最終走者「キンターナ」が超人のようなスピードで
目の前を通過、続く報道陣の数とけたたましいサイレンを鳴らす
最終車両と、まさに狂乱の瞬間！
いいもの見せていただきました。

観戦後、テントブースに戻ったところ
キンターナがまさにゴールしようとしている瞬間を観ようと
テント周辺は街頭テレビ状態！

トップタイムの更新という結果と同時に
潮が引けるように人々は去り下山へ。

これだけの人数と車が一斉に下りはじめるので
大変な渋滞、１５キロ下の国道まで１時間半くらいかかりました。

この後、再びレストランへ行って
昨日のメンバーと夕食へ。
食後に名産「グラッパ」を飲んで喉から火が！！！

時差ボケも手伝ってホテルに着くと
ベッドにダウン。４日目へ

ヨーロッパ弾丸ツアー その三

２日目午後

「４３ミラノ」を後にして
今回のメインであるジロ・デ・イタリアのレース観戦の招待を
していただいた「URSUS」(ウルサス)へ向かいます。

まず、ミラノ中央駅に

これも１３年ぶりなのですが、外観は何も変わらず。
チケット売り場へ
操作がとても面倒な販売機で３分ほど格闘
ヴェネッア行きの特急電車に乗って「パドバ」へ

途中、ガルダ湖の脇を走るなど風光明媚なイタリア電車の旅を満喫しながら
約２時間半で到着。

ヨーロッパ弾丸ツアー その二

２日目

ホテルでのバイキング形式の朝食を済ませると
早速、地下鉄を乗り継いで
「４３ミラノ」なる自転車のデザイン事務所へ向かう。

１２年前１ヶ月ほど滞在していたとき以来の地下鉄ですが
メトロ５なる新路線が出来ていて驚き
新駅に入りプラットフォームに着くと
完全密閉型！（人身事故防止のため？）

途中、メトロ１に乗り換えそこのプラットフォームは
この通り、昔のまま。

２０１４ ヨーロッパ弾丸ツアー その一

久々のヨーロッパ研修に行ってきました。

今回は、ホイールメーカー「URSUS」(ウルサス）の招待で
ジロ・デ・イタリア観戦ツアーにも。

実際は一週間で、
イタリア、スペイン、フランスの3か国訪問地８ヶ所という、まさに弾丸ツアーとなりました。

まずは、羽田発のエールフランス　パリ・シャルルドゴール空港行に
日本時間７時の早朝、出発。
通常と逆のジェット気流によって１２時間の予定が１１時間という
通常より短い時間でパリに到着。
トランジットでイタリア・ミラノへ

ミラノ・リナーテ空港へ現地時間２８日午後４時に到着。

イタリア研修 その7 2月7日夜

ガソリンも入れ一安心（ちなみにレギュラーで約￥190/㍑）したところで
ヴェルタの社長「モレノ」氏に連れて行かれて
「ＣＡＲＲＡＲＯ」（カラーロ）というメーカーに行きました。

イタリア研修 その6 2月7日後半

イタリア研修もいよいよ後半に突入。

ボローニャの食を堪能した後
ガス欠を何とか回避して
「パドヴァ」に到着。今回訪問の「TISO」へ